地鎮祭の中で、建主や家族が自身で行う必要があるのは 次の項目です。
一、地曳の儀
鍬(くわ)入れの儀とも呼ばれ、神官から建主が鍬を受けて、
神壇の前に用意されている盛り砂を三度掘るしぐさをします。
実際には建主が鍬を使い、施工者は
スコップを使って鍬入れをする例が多いです。
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二、玉串拝礼
1、
神官から葉先が左手、元が右手になるように渡されるので、
そのまま神前に進み一礼します。
2、 次に玉串の葉先を前方に向けてから、先を右に回しながら 元を神前に向ける形にして、 玉串案(台)の上へ供え、
一歩下がって、 二拝・二拍手・一拝の形で礼拝します。
3、 最後に、神官や参列者に軽く一礼をして自席に戻ります。
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ここで、二拝・二拍手・一拝とは、神道特有の礼拝で、
まず二回続けて最敬礼をし、次に二度拍手をうち、
最後に一回最敬礼をすることをいいます。
儀式が終わると、御神酒で神官を中心に皆で乾杯をします。
直会(なおらい=宴)をする場合は、ビール、ジュースなどの飲み物や簡単なおつまみを用意します。直会の前に建主、設計者、施工者からあいさつがある場合が多いです。
地鎮祭が終わった後、建主、設計者、施工者が一緒にご近所にあいさつして回るのが一般的です。その際、建主は菓子折など、施工者は手拭いなどを配る例が多くなっています。
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