-----------はじめに-----------
令和7年は三隣亡に当たりませんが、
方位に注意しながら各種工事を行って下さい。
「さんりんぼう(三隣亡)」は迷信の最たるものですが、これを恐れ、信じている人も数多くいることも事実です。
この日に家作り、建築儀礼を行うと隣近所に災いを 及ぼしたり 、工事にかかわる大工が大怪我をする等と言い建築上の凶日とされています。
明治以前は三輪宝といい「家建ててよし」と暦には書かれ吉日でしたが、後に三隣亡(三件隣まで滅ぼし日)と書かれたことから、こちらの暦のほうが大流行してしまい現在でもその流れが受け継がれています。人々は良いことより悪いことを言われたほうが物事を信じやすいと言う深層心理は昔も今も変わりがないのでしょう。
十二宿、二十八宿などの暦にあるように「さんりんぼう」であっても「家建て吉」と書かれていたり、「差し障りない」とあったりで何の根拠もないことがこれでわかりますが、気になる方はやはりしっかりとお祓いして気持ちの整理をして建築行事に入るべきでしょう。 |