素戔嗚尊(すさのおみこと)
長井市草岡字津嶋1246
8月16日
津嶋神社は、祇園牛頭天王宝宮として、ご祭神素戔嗚尊を祀り、歓喜院に創建されましたが、文化年中別当歓喜院の炎により、古文書類は焼失し、創建はさだかでありませんが、正平13年7月(1358)に創建されたと後日の記録にあります。
この神社は京都祇園八坂神社(当時社号は、祇園社あるいは祇園感神院)から分霊されたことが八坂神社より認められています。
歓喜院より、草岡村のほぼ中心地の現在地に祇園牛頭天王宝宮一宇として遷宮されました。(歓喜院に棟札現存)
慶応4年3月28日(1868)太政官達(国の最高機関)により神佛判然令が出ました。明治元年祭政一致の布告があり、神佛分離令が公布され、今まで深く結びついていた神道と佛教を引き離す一大変革の政策がとられ、これまで、祇園様として長く信仰されてきましたが、以来津嶋神社と改めたものと推測されます。
明治3年津嶋神社村社となりました。
鳥居に掲げている額「祇園宮」は延享2年夏(1745)に寄進掲額されたものです。
境内には、皇太神宮と才神堂の二つのお宮が祀られており、又華庚申塔2基。宥日上人御筆の愛梁明王碑。湯殿山碑。己持講碑。子持講碑。大神宮碑などが建立されています。