【總宮神社(宮地区)】ソウミヤジンジャ
置賜地方の獅子舞の総本家。940年前、前九年の役で源頼義が兵士たちに獅子舞をさせたのが始まりとされる。「卯の花姫伝説」、「化粧坂観音」「ヤマトタケル伝説」など全国的にも由緒あるお宮である。
森、寺泉、川原沢など、近年まで近郷の人達が獅子振りの勉強のため獅子連に入っていた。古くは川西町・飯豊町・小国町などからも習いに来ていた。
【白山神社(十日町地区)】ハクサンジンジャ
加賀の白山大権現を勧請し白山宮として鎮座。
警固掛かりでは、警固が左手で獅子の右あごをつかむ、すると獅子は苦しくて口を開く。という古いやり方を伝承。現在天保の年号がある太鼓が残されている。以前は宮の獅子連が振っていたが、昭和10年から子供会が舞い、昭和63年から獅子舞保存会が復活した。現在は黒獅子祭りの1週間前の土日に祭礼が行われている。
【白山皇大神社(小出地区)】ハクサンコウタイジンジャ
皇大神社は天照大神を祀り、白山神社はイザナギ、イザナミ二柱を祀る。この地方では最も古く郷土の氏子のみによって継承されてきた獅子舞で、最近までは毛槍奴行列があった。社殿から出るとき、入るとき、特に階段の昇り降りの厳粛な振りが見どころ。地域内の新築された家屋に宿をとり御休みする。
本来は一社に一体のお獅子が出御するのだが、近年氏戸数の減少により白山神社と皇大神社同時に祭りを行い、二体同時に出御する。(白山皇大神社という神社はない)黒獅子祭りには夫婦獅子と称し出御している。 |