山形県長井市で長井市、及び長井市観光協会が主催し、毎年5月に各地区の獅子が一同に会し、五穀豊穣、交通安全、内安全を祈願して市内目抜き通りをねり歩きます。
長井の獅子の特徴は黒塗りであることです。形相は目玉が丸く飛び出ており、前後に面長、漆黒の獅子頭は、「蛇頭」と呼ばれるこの地域特有のものです。その獅子頭に波頭を表した大幕をつけ多人数の舞手が入る大幕多人数入りの形態をとり、全長8〜9メートルの大きな幕の裾下から振り手たちのたくさんの足だけが見えることから「むかで獅子」と呼ばれ、躍動的で力強い迫力があります。舞にも特色があり、水面を進む蛇の姿にも例えられています。各地区の例祭日には、警護に先導され、氏子一軒一軒を払い清めるのです。
いにしえより今日まで受け継がれてきた伝統神事、勇壮な舞はこれからも受け継がれていくことでしょう。 |