【豊里神社(時庭地区)】トヨサトジンジャ
3つの神社が合併し豊里神社と改名した。祭には、獅子と神輿(神輿は夜祭りのみ)が同時に、5地区を5年に1度づつ回ることにしている。道中は、獅子が先でお休みをする自宅の庭まで行くと、神輿が先に家の中に収められる。
【羽黒神社(泉地区)】ハグロジンジャ
羽黒神社は最上川の川向かいの山にあったので、舟で最上川を渡り神社で祈祷を済ませ、獅子舞を奉納してから舟で村へ渡る、その時堤防で地区民が出迎える場面が1つの見せ場だった。しかし、昭和36年の大雪で神社の祠が倒壊したので、新しく羽黒地区内に神社を建築した。獅子舞は、總宮神社から以前指導を受けたという話がある。
【若宮八幡神社(河井地区)】ワカミヤハチマンジンジャ
米物は実在の力士のしこ名。振りは總宮神社系、少数精鋭で、勇壮な獅子舞。河井地区の鎮守のものとして、永年地区外に出たことはないが近年参加している。幕の中に幕頭が存在し、獅子頭とは別の役割で幕内をまとめる。
【稲荷神社(今泉地区)】イナリジンジャ
大頭の纏める「若連」で舞われる總宮神社系の獅子舞。例祭が8月15日、前夜祭の14日に200戸以上の部落を獅子舞が神輿と渡御する。暑い時期のお祭りなので、獅子幕が全て麻で出来ている珍しい舞を見ることが出来る。獅子を納める時に独特な回線を描きながら獅子頭の下に、獅子を納める。警護に四股名はないが、丸に三本の社紋を回しにつけ、黒獅子舞の警護の中では唯一「腹掛け」をつけて警護役を務める。見所の一つといっていいだろう。
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